大正9年月岡耕漁「虎図」1点です。
本紙の大きさ1m30cm×42cm。絹本
月岡芳年、尾形月耕および松本楓湖の門人。姓は羽生、後に坂巻、名は弁之助。坂巻は母方の姓である。東京日本橋の旅籠屋近江屋を営む羽生善兵衛と母、坂巻泰の次男に生まれる。初め12歳で、横浜で輸出品を生業とする伯父の宮内林谷に陶器の絵付けを3年間学び、さらに東京府画学伝習所に入って結城正明にも学ぶ。明治20年(1887年)母の泰が芳年と再婚をしたため芳年の門に入り年久と号し、次いで明治22年(1889年)頃尾形月耕に師事し耕漁の名を、松本楓湖に師事し湖畔の名を受けている。

『データ』
【書名】 虎図
【巻冊】 1点
【著者】 月岡耕漁
【成立】 大正9年