和本明治12年(1879)版世界史「校正万国史略」11冊揃い/西村茂樹/古書古文書/木版摺りです。
2+2+30、2+49、3+67、2+47、3+58、2+64、2+61、2+58、2+53、2+52、3+68丁。半紙本。木版刷り。元題簽。見返しあり。奥付あり。
『データ』
【書名】 校正万国史略
【巻冊】 11冊揃い
【著者】 西村茂樹(思想家,教育家。名は鼎,字は重器,号は泊翁。佐野藩士西村芝郁の子。儒学を安井息軒,大槻磐渓に,洋学を佐久間象山,木村軍太郎らに学んだ。安政1(1854) 年佐野藩年寄役,さらに慶応4 (68) 年に佐倉藩年寄役となって,藩政改革を行なった。明治4 (71) 年印旛県権参事となったが翌年辞し,深川に家塾を開いた。1873年西周,福沢諭吉,森有礼らの「明六社」に参加。同年文部省に勤務し,教科書の編纂,『古事類苑』の編集にあたった。 76年東京修身学社を設立,87年日本弘道会と改称した。84年から宮内省勤務となり,侍講として洋書を進講した。宮中顧問官,華族女学校校長を歴任,90年貴族院議員に勅選。『日本道徳論』 (87) を著わし,国民道徳確立を唱え,その普及に努めた。その他の著書に『国家道徳論』(94) ,『自識録』 (99) ,『婦女鑑』『万国史略』がある。)
【成立】 明治12年(1879)版