カテゴリ: 昭和古書
和本昭和6年(1931)「八隣通聘攷」5冊揃/権藤成卿/農本主義思想家/古書
和本昭和6年(1931)「八隣通聘攷」5冊揃/権藤成卿/農本主義思想家/古書です。
29、4+1+2+12+20、17+22+16、21+24+21、11+17+22丁。23.5cm×15.5cm。奥付あり。
『データ』
【書名】 八隣通聘攷
【巻冊】 5冊揃
【著者】 権藤成卿(1868年4月13日(慶応4年3月21日) - 1937年(昭和12年)7月9日)は、日本の農本主義思想家、制度学者。本名は善太郎。号は成卿、間々道人,間々子など。明治政府の絶対国家主義や官治主義(官僚制),資本主義,都会主義を批判し、農村を基盤とした古代中国の社稷型封建制を理想として共済共存の共同体としての「社稷国家」の実現と農民・人民の自治および、東洋固有の「原始自治」(「自然而治」)を唱えた)
【成立】 昭和6年(1931)和本昭和11年(1936)非売品印譜漢詩「如竹斎印府」全1冊/片岡長信/古書/和紙に活版
昭和3年(1928)非売品古書「旭荘小品」全1冊/広瀬旭荘/田中蛇湖の蔵書印
昭和9年(1934)福島古書「会津三十三霊所御詠歌」1冊/高橋金六
和本昭和14年(1939)謄写版「癰疽神秘灸経」全1冊/山田素参和訳/古書/ガリ版和綴じ
和本昭和14年(1939)佐久間象山伝記「象山佐久間先生」1冊/真田幸世/飯島忠夫/古書/和紙に活版
昭和8年(1933)古書「最新実用飲み物の簡易な製法」1冊/菊地久一郎/料理/シロップ/アイスクリーム/果実酒ほか
和本昭和6年(1931)版女性思想家只野真葛「真葛がはら」1冊/古書古文書/和紙に活版
和本昭和6年(1931)版女性思想家只野真葛「真葛がはら」1冊/古書古文書/和紙に活版です。
54丁。半紙本。和紙に活版。奥付あり。
『データ』
【書名】 真葛がはら
【巻冊】 1冊
【著者】 只野真葛(江戸中期,仙台藩医で『赤蝦夷風説考』の著者工藤平助の娘。名は綾子。江戸生まれ。明和9(1772)年10歳で大火に遭い,苦しむ貧民に心を寄せ,のちのちまで続く経世済民の志を抱く。荷田蒼生子に古典を学び,村田春海に和文の才を認められ,また滝本流の書もよくした。仙台藩に奥勤めののち,家へ帰り母なきあとの家政をみる。36歳で,落ちぶれた工藤家復興を期して仙台藩士,1200石の只野伊賀行義の後妻となり仙台へ下る。江戸勤めの多い夫の留守を守りながら思索にふけり,55歳のとき,胸の想いを全3巻にまとめ『独考』と題して江戸の滝沢馬琴に送り,批評と出版を依頼する。馬琴は禁忌にふれる部分もあると出版に反対し,自ら『独考論』を著し真葛の論に反撃した。また,真葛の事跡がある程度明らかとなっているのは,馬琴が『兎園小説』に書き留めたゆえである。真葛は体系的な学問をしたわけではないが,国学,儒学,蘭学などのうえに独自の思想を築いていった。『独考』は偏りもあるが,江戸期の女性の手になる社会批判書であり,女性解放を叫ぶ書として評価できる。)
【成立】 昭和6年(1931)版