和本江戸天保7年(1836)序蘭学西洋医学「蘭法内用/薬能識」全1冊/高良斎/薬学/化学/古書古文書/木版摺り/稲垣春陽旧蔵です。
2+5+40+1丁。18cm×6.5cm。木版刷り。見返しあり。
『データ』
【書名】 蘭法内用/薬能識
【巻冊】 全1冊
【著者】 高良斎(江戸後期の蘭方医。山崎好直の次男として阿波国北助任村(徳島市)に生まれる。名は淡,字は子清。徳島の眼科医高錦国の養子となり,文化14(1817)年長崎に留学。吉雄権之助に師事。一時帰郷,文政6(1823)年再び長崎に行き蘭館医シーボルトに師事し,蘭語の上達と本草の学識によって重用された。同11年シーボルト事件が起こると,これに連座して長崎を去り,徳島で西洋医学による診療,蘭語教授を行った。天保7(1836)年大坂北久太郎町へ転居,塾名を超然堂と称し,診療教授のかたわら多くの蘭医書を和訳した。その数は41種類にも上るが,多くは写本として伝わり,出版されたものに『蘭法内用薬能識』『駆梅要方』『薬品応手録』『耳眼詳説』などがある。)
【成立】 天保7年(1836)序