和本江戸期写本「近世見聞録」5冊信濃大地震黒船来航古文書です。
37、23、38、34、24丁。半紙本程度。手書き。元題簽。
巻1は天保7年に甲斐国で起こった百姓一揆、天保騒動や遠山左衛門尉など、巻2は薬の効能、遊女に関するお触れ、信濃国大地震(弘化4年)、巻3は水野忠邦批判、異国船渡来、巻4は長崎関連、熊倉伝十郎の仇討ち、徳川斉昭関連、巻5は嘉永2年の下総国小金原の将軍鹿狩について書かれています。幕末期の史料として大変おもしろいものだと思います。
『データ』
【書名】 近世見聞録
【巻冊】 巻1から5の5冊です(全何冊かは不明)
【成立】 幕末期ぐらい