カテゴリ: 伝記
和本江戸寛政10年(1798)伝記「近世畸人伝」正続共10冊揃い/伴蒿蹊/三熊花顚(三熊思孝)/絵入古書古文書/木版摺り
和本明治17年(1884)藤原秀郷伝記「秀郷事実考」全1冊/野中準/古書古文書/木版摺り
和本明治27年(1894)米沢藩志士伝記作品集「東北偉人/雲井龍雄全集」全1冊/古書/和紙に活版
和本明治27年(1894)米沢藩志士伝記作品集「東北偉人/雲井龍雄全集」全1冊/古書/和紙に活版です。
1+5+43+19丁。半紙本程度。和紙に活版。元題簽。見返しあり。奥付あり。
雲井龍雄は幕末~明治維新期の佐幕系志士。米沢藩士中島惣右衛門の次男で,のち同藩士小島才助の養子となった。通称は龍三郎。雲井龍雄は変名。慶応1 (1865) 年,江戸に遊学して安井息軒に師事し,朱子学,陽明学を修め,のち藩の依頼で公武合体に奔走。慶応4 (68) 年4月,新政府の貢士として議政官下局に名を連ね,徳川氏の立場を弁護,官軍東征の動きを知ると帰東して迎撃の態勢を整えるよう奔走。「討薩の檄」を作成して薩長間の離間を策した。奥羽越列藩同盟の結成に尽力して策謀を練り,敗戦とともに米沢に謹慎した。明治2 (69) 年7月,東京に出て再挙をはかり,長州,土佐系高官と通謀して新政府の転覆を策したが,新政府側の察知するところとなり,捕えられ斬首。雲井の思想は佐幕,勤王,攘夷,封建,つまり公武合体のうえに立った攘夷論で,きわめて特異なものであった。
『データ』
【書名】 東北偉人/雲井龍雄全集
【巻冊】 全1冊
【著者】 麻績斐/櫻井美成
【成立】 明治27年(1894)