和本江戸安永4年(1775)版産婦人科医学「子玄子産論」乾坤2冊揃/賀川玄悦/古書古文書/木版摺りです。
5+1+17+12、14+6+12丁。大本。木版刷り。題簽1冊残存。見返しあり。奥付あり。
『データ』
【書名】 子玄子産論
【巻冊】 乾坤2冊揃
【著者】 賀川子玄(賀川玄悦。江戸時代中期の産科医。字は子玄。主著『産論』。彦根藩士の庶子として生れ,母姓を継いだが早く両親を失い,中年に近く京に出てあん摩を業とした。隣家の婦人の難産にちょうちん柄の鉤を使って母子を助けてから,従来から行われていた薬石以外の助産法を考案するにいたり,創始した産科術を晩年に『産論』にまとめた。この書は儒者,皆川淇園の助力によったといわれる。また,名声が高くなったために,明和5
(1768) 年,蜂須賀侯の侍医に召された。)